鎌倉の風致をまもろう　　KAMAKURA　TRUST

　開基は北条時頼の家臣、宿屋光則。開山は日蓮の弟子の日朗上人。長谷観音北側に隣接して位置している。日蓮が佐渡に流罪になっている間、光則は弟子の日朗を土牢に閉じ込め、監視することになった。しかし、自らの不運を嘆くことなく弟子の身を案ずる日蓮に心打たれ、ついには自身も日蓮に帰依して自邸を寺にしたという。裏山に日朗が幽閉されたとされる土牢跡が残る。市の天然記念物である樹齢200年の見事なカイドウをはじめ、ロウバイ、ミツマタ、ハナショウブ、ヤマアジサイ、ハンゲショウ、キンモクセイ、サザンカなど四季に様々な花が楽しめる。写真は土牢跡。