鎌倉の風致をまもろう　　KAMAKURA　TRUST

　内藤家墓地は材木座の光明寺本堂横奥にある歴代の内藤家廟所である。光明寺は浄土宗を信仰した内藤家の菩提寺。江戸初期、内藤家磐城平藩の初代は政長、後1747年、6代政樹のとき日向・延岡藩に転封となった。この墓地には磐城平藩初代から日向・延岡藩の末代までの墓所が一同に祀られているとされる。このように整然と一カ所に揃っているのは大変めずらしい。大型の宝篋印塔が立ち並ぶ姿は壮観。今でも毎年6月下旬には「いわき」、「延岡」両市の内藤家ゆかりの人たちが集い、墓地の除草、清掃を行った後、盛大な供養会を催し、伝統の盆踊りが揃いの浴衣で仏前に奉納される。鎌倉市の指定史跡。